こんにちは。『リルーフまつだ』のスタッフ、さんじです。
では、前回のブログからの続きです。
今回現調にお伺いした瓦屋根は棟瓦の数も多く、谷板金の部分も多いという複雑な屋根の形状をしています。
また、採光のため、ガラス屋根が二箇所ほど施工されています。
この建物の職員さんが「なんかおかしい。反ってるんです」とおっしゃる棟瓦の一部分を見てみましたら、なるほど……これは歪んでいますね。
それも通常、直線を描いて施工されている棟瓦が途中から歪んで反っています。
余程の事がない限り、真っ直ぐに施工された棟瓦がこんな有様になることは、まずないのですが……。
「何か人為的な外圧が掛かったかのような歪み具合だ」と、さすがの松田親方も首をひねるばかりです。
人が簡単に出入りできる場所では無いので、これはわたくし共のひとつの予想にすぎませんが…
地震か何かの計り知れない自然の力が、一極に働いた…としか考えられません。
それを証拠に、他の棟部分には同様の現象はなく、特に異常は感じられませんでしたので。
経年劣化である、少しの漆喰の消失が見受けられたぐらいです。
これはこれで漆喰を補充なくてはいけないな、と要修繕のリストに加えておきました。
あとは、もう少し大屋根、下屋部分、板金も含めて屋根全体の点検をして、必要な修理箇所の把握をしていきました。
さて、お見積りを提出したところ、施主様にもご納得いただけましたので、明日から本格的にこの棟瓦の修理に入ります。
今日のところはこの辺りで失礼します。
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