こんにちは。『リルーフまつだ』のスタッフ、さんじです。
本日は京都市右京区にやって来ました。今回の施主様からのご依頼は【屋根の葺き替え】です。
対象となる物件は、築年数40年超えの木造の連棟です。
今までに一度、葺き替え工事をされているようで、既存屋根材が『セキスイ瓦U』でした。そして葺き替えから年数が経ち、かなりの劣化が起こっています。あちらこちらに欠けや割れが散見されますね。
そのため今回葺き替え工事を弊社に依頼されました。
この『セキスイ瓦U』という屋根材、以前にも問題点をブログで書いたとは思ますが、瓦とは名ばかり…残念ですが耐久力がまったくありません。
耐久性の劣る屋根材として、屋根屋の我々の間では認識しております。
こちら、セメントを成型して製造された屋根材で、その中でも製造時期により「アスベスト入りの品」と「アスベスト無しの品」の製品があります。
アスベスト入りのセキスイ瓦Uは高耐久でそこそこ長持ちするのですが、健康被害がでる恐れがあり、現在では使用が禁止されている素材です。
アスベスト無しのセキスイ瓦Uはそのような大きい問題はないのですが、長持ちせず短命に終わる屋根材なので、2007年に販売中止となりました。
そして強度がそもそも無いので塗装するのも難しく、形状が波形ですので、カバー工法しようにも板金材が安定しません。
まったく、製造当時はそんな問題がわからなかったとはいえ、困りものの『セキスイU』です。
従いまして、屋根材をすべて破棄して違う屋根材に葺き替えていくのがベストな工事です。
次回より本格的な葺き替え工事を行っていきます。またブログに
本日はこの辺りで失礼します。
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