今回お伺いした右京区I様邸は築40年ほど。
15、6年前から屋根の葺き替えが気になりつつ、現在にいたったということでした。多額の費用がかかることを懸念していた際、ご家族から火災保険適用の可能性があるという話をされたようで、リルーフまつだでご依頼を承りました。
<施工前屋根>
3枚目の写真に見られる水切り板金板金めくれの修理には、火災保険が適用されました。
水切り板金には、軒先や壁際に取り付けることによって隙間からの水の侵入を防ぐという大事な役割があります。
また、耐震性を上げる屋根の軽量化工事も行いました。屋根軽量化工事では、京都府の「京都府木造住宅耐震改修等事業費補助※」が適用されました。
※)京都府木造住宅耐震改修等事業費補助は、京都府における木造住宅の耐震改修設計、耐震改修工事及び耐震シェルター設置に要する費用の一部を、木造住宅が所在する市町村が補助するというものです。【参照:京都府HP】
次に、作業の様子をお伝えします。
◆既存屋根撤去◆
<瓦めくり>
まずは、既存の屋根瓦を撤去します。瓦をめくると大量の土が出てきます。
<瓦めくり後の下地板>
瓦をめくると下地板(野地板)が見えてきました。長年にわたり重い瓦を乗せていたため、傷みや劣化が多く見られます。この上から新しく下地板を張り、補強度を増していきます。
<新規下地板の設置>
<防水シート設置>
下地板の上に防水シート(ルーフィング)を張ります。防水シートには、その名の通り雨水の屋内への侵入を防ぐという役割があります。屋根材で防ぎきれなかった雨水の侵入を防ぐ、重要な役割を担っているのです。
また、今回のように瓦屋根の場合は防水シートの上に桟木(さんぎ:瓦を引っ掛けるため横に張り渡した細い木材)を敷きます。
<桟木・新規瓦設置>
いよいよ新しい瓦を設置していきます。側面からの雨水の侵入防止のために、板金などで隙間を埋めます。
<新規屋根>
完成しました!外観が見違えましたね。
屋根の修理もバッチリです。雨漏りの心配はもうありません。
この度の施工でリルーフまつだでは、コロナの影響によって来年の屋根軽量化補助金がでない恐れを考慮した上で、今年の施工をおすすめさせていただきました。そして、無事に火災保険と京都府による屋根軽量化の補助金が適用されました。
リルーフまつだでは、お客様のご希望やその時々に合った施工の提案をしていますので、安心してご相談していただくことができます。また、雨漏り・屋根修理を専門的に行なってきた技術への自信とこれまでの経験があります。
お住いの屋根に関して少しでも気になることがあれば、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。