こんにちは。「リルーフまつだ」のスタッフ、さんじです。
京都市右京区で屋根の吹き替え工事を行っています。
ひとつ、現場調査で判明した事がありましたので、ご報告いたします。
以前、業者に薦められるままラバーロック工法で施工したと施主様はおっしゃるのです。
今から15年以上前にとある会社が、訪問販売で施工例を増やしていました。
もう、会社自体は既に廃業されています。それに伴いこの工法も下火になっていますが‥
ラバーロック工法とはどういうものか?
それは瓦と瓦の重なり面をコーキング材で固めてしまう、というものなのです。
「すき間を無くすため、雨漏りが発生しない!」という触れ込みでしたが…。
このラバーロック工法…屋根屋のはしくれから見て、到底お薦めが出来ない工法です。
台風対策としてはそれなりの効果がありますが、こと雨漏りとなると年月と共にコーキング材も劣化して行きますし…
また、この物件の雨漏りでも、全面ラバーロックされている事により、雨漏りが何処から起こっているのか特定が難しいという二次被害も発生しているのです。
おもいきって撤去するのも、瓦にコーキング材が付着しているので産業廃棄物の処理費用としては高額になります。
この事情を施主様にお伝えした所、瓦自体も耐用年数に近づいている事から葺き替え工事を選択されました。
施主さまとしては、本意ではない事ですが、次回より材料を揃えて施工して行きます。
本日はこれで失礼します。
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