先日、京都市西京区にて行った屋根修理工事の様子をお届けいたします。
<谷板入れ替え>
屋根の「谷」という部分をご存知でしょうか?
屋根面と屋根面のつなぎ目部分で、水が溜まりやすい部分のことです。
「谷板」とはこの谷の部分で、屋根から水を流すためにあります。
屋根の上にあるため普段はなかなか目にする機会がありませんが、
雨から家を守る非常に重要な部分でもあります。
使う資材はこちら。
谷部は雨水が2方向から流れてくる箇所なので、その分水量が多くなります。
そのため水圧が増し雨水が染み込みやすく、最も水量が増える軒先では
水が溢れてしまう可能性もあり、さらに谷部屋根の上にあるため目視での点検も簡単ではありません。
したがって、雨漏りの原因になりやすいのです。
谷板の入れ替え工事は次のような手順で行います。
1.谷板の周りの瓦をめくり取り、谷板金を取り除く。
2.新しく谷板を取り付ける部分に防水シート(ルーフィング)を貼る。
3.新しい谷板金を取り付ける。
4.周囲の瓦を葺き直し、施工完了。
瓦屋根の場合は部分的な工事が可能なため、
通常であれば1日~3日ほどで入れ替え工事が完了します。
<施工後>
谷板がある屋根の方は、雨が多くなる梅雨や台風の季節の前に点検をされることで、
雨漏りのリスクを大幅に減らすことが可能になります。
この度のご依頼は、夏になる前でしたので時期的にもちょうど良いタイミングでの
施工になったかと思われます。
リルーフまつだでは、お客様のご希望やその時々に合った施工の提案をしていますので、
安心してご相談していただくことができます。
また、雨漏り・屋根修理を専門的に行なってきた技術への自信とこれまでの経験も兼ね揃えております。
お住いの屋根に関して少しでも気になることがあれば、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。